世の中がコロナウイルスのことで一色ですが、お元気でお過ごしでしょうか？大変であることは間違いないのですが、必要以上に「気にし過ぎ」ても免疫が下がる一方でしょうし、度が過ぎた言い方で文句や批判をしても今必要な「連帯」からは遠ざかってしまいます。一人一人が出来ることをそれぞれが信念を持って生活をすることが求められているような気がします。
私はというと去る3/15に予定通り日本へ飛びましたが、2日後にEUの入国規制、その後日本へ帰国したものの２週間隔離などが次々と発表されました。無論予定ていた仕事は次々とキャンセル、人に接触することは最低限に抑えつつ過ごしていたのですが、「いつドイツに帰国するか」ということで相当悩みました。結果、やはり予定通り４月頭にドイツへ戻ることに。しかし予約していた飛行機はキャンセル、そしてJALに代替便を探していただきドーハ経由のカタール航空で、ということになったのですが。。珍しい経験をしました。
出国の日、カウンターでチェックインをすると、それぞれの持つビザがそれぞれの国に入国出来るかを当事国のイミグレーションに確認、OKが出て初めて飛行機に乗れるというシステムでした。無論私のビザも問題ないのですが、時同じくしてドイツ政府が新たな入国後の方針を発表したためにイミグレーションが混乱、なかなか連絡がスムーズに取れないとのこと。1時間待ち、2時間待ち、出発まであと20分となったところで「搭乗口まで行ってください。荷物も預かりますが、イミグレーションから返事が無ければ飛行機にお乗りいただけません」と言われ出国手続きへ。成田空港の最終便ということもあり、私の為に荷物検査の人も出国審査の人も皆さん待ってくださり。そして無念にも搭乗口で待つも時間に、、、。とその時カタール航空の日本支店長さんが「ちょっと待ってください、今ドイツのイミグレーションからすぐ返事をするから待てと返事がありました、少し待ちます」と飛行機を止めてくださったのです。そこから15分間祈るような気持ちで待ちました。が、「ごめんなさい、そろそろ出発します、ごめんなさい」と申し訳なさそうな顔でおっしゃってくださり、かえってこちらが申し訳なく思いました。「いえ、私だけの為に待ってくださった皆さんは勿論、パイロットさん、管制官の皆さん、空港関係の皆さんにこちらこそありがとうございました」とお伝えしました。搭乗口で出発する飛行機を見送り、人がいない空港内を戻りながら、これだけの方が私が飛行機に乗れるようにする為に動いてくださったことが本当に有り難く涙が出た経験でした。その後人生2回目の出国中止印を押していただき再び国内へ。
翌日無事に確認が取れ、同じ時間の飛行機に乗せてくださり24時間をかけてドイツに戻ることができました。ドイツのイミグレーションでも問題なく通過出来、今は自宅でゆっくりしています。
人に接触しないようにしなくてはなりませんから必要最低限で動いた日々でしたが、関係した皆さんにはご心配いただき、また本当に良くしていただき、人の温かさというか協力してくださることに感謝した日々でした。お会いした皆様、ありがとうございました。
明日は復活祭、静かな日々を感謝を持って過ごしたいと思います。
やっと乗れた飛行機
数年ぶりの中東へ
世界で唯一飛行機をたくさん飛ばしているカタール航空。それでもお休みの飛行機達。
大きさで有名なラウンジ、超豪華で桁違いの規模で朝から驚きました。
受付が既に大きい！
ラウンジ内には巨大な池
広大なスペースにそれぞれのテーマがあります。中には仮眠室まで。
豆中心、肉なしのアラブ料理、素晴らしいお味です。
ドーハからの飛行機、ペルシャ湾のエメラルド色で窓が満たされます。
こちら、かなり美味しかった機内食。キャビンアテンダントさんもとても親切にしてくださいました。カタール航空、おすすめです！
もうひと頑張り
自宅に帰ると毎日素敵な夕焼け。
昨日
今日
満月もくっきり。
日本では飛行機の関係で予定通りに進まざるをえず、海を眺めてきました。
自然は偉大。
ウイルス、人間が自然に近づきすぎた結果なのかなと思うこの頃です。
