オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

SYMPHONIEORCHESTER DES BAYRISCHEN RUNDFUNKS



久々にバイエンルン放送交響楽団の演奏会に行ってきました。先週に引き続きマリス・ヤンソンスの指揮でマーラー作曲の交響曲第9番マーラーの最高傑作と称される、演奏時間約90分ほどの超大作です。今やミュンヘンの定期でヤンソンス指揮の演奏会のチケットを手に入れるのはなかなか難しいのが実情、今日も勿論満席のお客様でした。

今のバイエルン放送らしい端正なそして完璧なまでのアンサンブル。久々の生演奏を拝聴しましたが、ヤンソンスの指揮にあわせているというよりは、オーケストラがヤンソンスの代わりに歌を歌っているかの如く、混じり合っていたのが印象的でした。若手交代が激しい中、トランペットとホルンのそれぞれベテランの首席のお二人がすばらしいパフォーマンスをされていて感動的でした。んん、トランペットの1番、凄かった・・・。音楽性、音色、コントロール、バランス、どれをとっても印象に残るソロ、凄いなぁ。。。

聞きながら思ったこと、この現代において、携帯電話などの媒体を使う人がいずに、皆が生身1つで一つのことに集中することって、もしかしたら演奏会や演劇ぐらいしかないのでは?ある意味、現代と昔を境目なく体験できる唯一の時間になってしまったのかもしれません。素晴らしい演奏だからこそ、それを聴きながら私も自分の生き方を終始考えていました。本当に貴重な時間でした。演奏も素晴らしかったけれど、お客さんの質もすこぶる上質、とにかく静か、しかも緊張感で張り詰めたという感じではなく(オケも含めて)その場を大切にしている雰囲気、久々に体験しました。終演後はもちろんあれやこれやと議論。話をよく聞いていると、良いことも悪いことも各々感じたままに話しておられました。改めて「文化」だなと感じた時間。正直、演奏会を聴くよりも演奏をする方が多い自分・・・反省しました。もう少し聴いていきたいと思います♪


演奏会の前は少年へのサービスということで、ミュンヘン市内トラム140周年祭りに行ってまいりました。会場にいくととんでもない人の数!!トラムの祭りでこの人だかりって(笑)値上げどんどんしてもこれだけ愛されている市内交通、それだけ日常に深く根付いているんですね。確かにサービスは良い気がします(^0^)少年も私も大好き♪

今日はこんな初期の「トラム」まで走っていました。




みたことのない人だかりのトラム博物館!何度来ても楽しい場所です♪一か月に1度開くか開かないかのレア博物館、ミュンヘンに来てチャンスがありましたらぜひ行ってみてください!






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