オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

徒然

また更新出来ず日が過ぎてしまいました。この1週間は毎日電話とメールのやり取りで一日の半分以上が裂かれてしまう始末。まるでビジネスマン楽家としてはあまり褒められたものではありませんが「これも仕事!」と思って奮闘しております。

そんな中であった出来事を。

前回のブログで紹介したPrien Am Chimseeでのメサイアの本番は大成功で終わりました。いろいろなびっくりがあったんですよ。

メサイアのドイツ語の歌詞での本番が初めてだった
・バスのソリストの声量が半端なくでかい!
・歌詞がここまで、というくらい聞きとれる明瞭さ
・アマチュア合唱のパワーと音程の良さに脱帽!
バイエルン放送交響楽団からのエキストラが多かった

常設のオーケストラでは無いものの、いい音!満員のお客様の中新たな「メサイア」を体感出来たのは貴重です。
何十回も演奏してきましたが、上にあげたびっくりは今まであまり経験していないもの、いやはや楽しかった♪




そしてメサイアを頼んだザルツブルクオーボエ吹きさんのはからいでバイエルン放送響のプロ―ベに行ってきました。久々に聞きましたが弦楽器の素晴らしいこと!あまり聞いたことがないバルトークの作品でしたがレガート&ピアノの美しいこと。もちろん管楽器も素晴らしいですが細部にこだわる緊張感の中のプロ―ベ、ほとんど通すことはなくほんの一部分を少しずつ取り上げる練習、しびれます(^^;)そしてレジデンツ(王宮)の中にあるヘラクレスザールにも初めての入場、いい空間。

プロ―ベの終了後は今や世界を代表するオーボイスト・シュテファン シリと再会、と言っても2年前、ここの試験を受けた時以来なので覚えているわけがなく。。。彼の弟子であるザルツブルクオーボエ吹きさんのレッスンが急きょ彼の自宅で、ということになり私も一緒にお邪魔してしましました。「今作っている途中なんだよ・・・」まるで師匠イョルクと同じような生活(笑)そう、庭や部屋を自分で少しずつ作っているんです、やっぱりドイツ人だ(^^;)
玄関に入ると「そういえばどこかで会ったことあるよね?」との質問に思わずドキっ。。試験受けた人です、と言いかけて「あぁ、放送局でオーディション受けた時の!兵庫だったよね?」と言われ万事休す(*。*)巨匠は物覚えがいいものです・・・。
レッスンはこれまた非常に興味深いレッスン、細かいという繊細さよりは音を健康的に出すということを求めるもの、とっても勉強になりました。


そして先週末は久しぶりにバイエルン州立歌劇場へ「ダフニスとクロエ」のバレエのプレミーレ(新しい演出の初日)へ。ケントナガノ指揮でどのような演奏を聴かせてくれるのか、そしてバレエ・合唱・オーケストラと、この曲の完全系を観るのが初めてだったので結構うきうきで行ってまいりました。
演出はバレエというよりは演劇に近い感じでこの題材を表現(ここではこの曲の中身はあえて触れませんが)、オーケストラも落ち着いた演奏だったと思いますが、秀逸は専属の合唱!素晴らしいハーモニー感、表現、ダイナミクス、鳥肌が立ちました。やはりこの曲はこうした色々な役割が集まって大人数でなければ絶対に表現できない作品だと改めて実感、そう簡単に色々なところでは出来ません。貴重な体験でした。

そして今日は本当に久しぶりに散歩。ザハランクを離れてからというもの運動不足が続いていたので「やっと行ける〜」という喜びで少々はしゃぎ気味で行ってまいりました。最近のミュンヘンは最低気温がマイナス、日中も5度以下という日が続いていますが、今日は本当に久々の晴れ!7度くらいになりましたか、太陽が見れて幸せでした

本当は・・・色々な写真を載せる予定だったのですが、ここ最近我が家のパソコンORモデムの速度が遅いかで情報処理能力が極端に遅いのです。無論動画はNG,写真の送受信も無茶苦茶遅い・・・どうして・・・。ちょっと前まで全く問題なかったのに・・・。
写真が載るようにもう少し頭をひねりたいと思います(><)



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