オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

Parisでの衝撃

Bonjour!
ということで8年ぶりのパリに行ってまいりました。
パリにしては珍しい快晴の毎日、そして寒気が入っていた影響でとにかく寒かったです。
ここ数年何かと騒がしいパリ、この頃はデモが頻発してどうも落ち着かない・・・
とはいえ、やはりパリ、実際に訪れれば心躍るものです。空き時間を利用して散歩、パリはどこを切り取っても絵になります。














そんな中での今回の衝撃、それはムシュー・フランソワとの出会いでした。
パリの花業界で彼を知らないというほど、パリで一番最初のフローリストと言われる巨匠です。なぜ彼と出会えたかと言うと、16年前に吹奏楽を教えた学校の教え子の「このみちゃん」が彼のお店で働いているという偶然から。彼女とは15年ぶりの再会でしたが当時と変わらないバイタリティですっかりパリジェンヌになっていました。

彼のお店に入るや否や、素晴らしい香りがするではありませんか。今まで花の香りでこんなに感動したことはありません、とにかく素晴らしい香り。そして素敵な店内からひょっこり顔を出すムシュー、そのいでたちは自然でありながら可愛らしくもあり、何よりスカーフがこんなに似合う男性を初めて目にしました。氏からの第一声が「お優しそうな方ですね、お歳は?」びっくりな一言でしたが、巨匠であれば当然人をみるわけであって、私の印象をパッと言ってくださったのかもしれません(無論、嬉しい一言でした)。このみちゃんに通訳をしてもらいながら、お店を紹介してただきお話を少しさせていただきました。後で巨匠の作るブーケの数々を写真で拝見、これは本当に驚く作品ばかり。「果物も野菜も花が無ければ育たない」という、自然になくてはならない花の存在をメッセージにする氏の作品。すべてが「衝撃」の一言。

氏の「人の温かさ」を氏からも作品からもお店からも感じ、「こうありたいな」と思う人に出会ったような感覚です。
確かにパリのお店にはいたるところで「花」を目にします。レストランはもちろん、カフェやそれぞれの店先など、「花の都」と呼ばれますが、なるほど、確かに!その中心的な存在であるムシュー、素晴らしい出会いでした。

他にも沢山の方々に再会、お会いできて本当に良い滞在となりました。お世話になりました皆様、ありがとうございました。




ドイツに戻ればマイナスの世界が。マイナス8度、9度、なかなかに寒いですが「クリスマス」を感じることが出来るこの気候もまた気持ちの良いものです。まさに「都会」と「田舎」の両極端を見る今日、どちらにも良さがあります。






*ホームページが新しくなりました!
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