オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

Adventszeit~Immenstadt~Altoetting~Saarbruecken~Muenchen~Augsburg


待降節アドヴェント)も進み、来週はいよいよクリスマスですね。
しかしミュンヘンはどうも暖かいままで、いまいち調子が出ません。先日までパリでCOP21が行われていましたが、本当に地球温暖化の影響を感じるここ1,2年です。小さなことでも「節約」という形で二酸化炭素を減らせるように、微々たる力だけれどしなくてはいけないと思います。他人ごとではありません。


あたたかいけれど、街はクリスマス一色。家の下にある雑貨屋さんもこんな感じ。これだけたくさん集まると一つの世界が出来上がりますね、かわいい!




12月の頭からあちらこちらと転々としていたので、このブログも久々の更新になりました。
Inmmenstadtというバイエルンでもだいぶ南にある小さな街での演奏会。聖ニコラウスの日に「聖ニコラウス教会」での演奏、アルプスの麓ということもあり、さすがに寒かったですが素朴なとっても良いところでした。この日用意されたケータリングが大量の手作りケーキだったのですが、これが超美味!!みんな「おいしい!」とテンション高く2つ、3つと食べる食べる。みんな大好きなケーキがでて元気満タンでの演奏会となりました。


室温4度・・・



可愛らしい田舎ならではの暖かな光に包まれた建物たち。






お次ははバイエルンの東端に近いAltoettingのコンサートホールで。ここは2年ぶり。
しかし向かう途中、高速道路での大きな事故の為に大渋滞。一時間以上かかって抜けましたが、事故車は大破、スピードが出せるドイツの高速道路だけに一度事故になると大惨事になりかねません。さすがに同乗していたオケのメンバーもみんなしばらく口を開きませんでした・・・。

そんな重い空気の中での演奏会になってしまいましたが超満員の皆さんの熱気に支えられなんとか終演。とっても良い天気&素敵な夕焼けだったのですが、写真を撮り損ねてしまい・・・ステージにあったツリーの後ろから一枚。この時期のホールには結構な確率でツリーが飾られています。





第二アドヴェントの夜は家にいることができたので3人でお祝。今年は燃やすロウソクを毎週ちゃんと増やしながら過ごしています。これを見ているだけで「ホッ」とします。






お次は久々にフランスとの国境の街ザールブリュッケンへ一泊二日で行ってきました。




そこで見たのが素敵なクリスキントマルクト♪
バイエルンとは明らかに違う雰囲気ですが、フランスバロックの建物に囲まれた市街地区で行われているマルクトはとっても素敵。そして小さな街だからこその地元色が強い、なんともゆっくりとした時間が流れる空間、平日の夜にも関わらずすごい人!思わずおいしい食べ物にグリューワインが進みます。

そんな中、なにやら上に・・・




そう、これが名物の「空飛ぶサンタ&天使&トナカイ」!!!
あくまで主役は赤い鼻が光るトナカイだそうですが(笑)
人気が出て、今では毎日2回行われているそうです。みんなが上を見てとっても嬉しそうにしている雰囲気がまた良い!下から見上げると、クリスマスな感じがバッチリ♪





そして花火を噴射して進みます。
懐かしい人に会えたり、貴重なお話を聞けたり、とっても濃い2日間でした。





先週はミュンヘンの郊外での演奏会。
ミュンヘン市内でも各地区で本当にたくさんのマルクトがあります。ここUnterschleissheimでもホールの前の広場でかなり大きな規模のマルクトが。町中に比べると地元のお店が多く、また来る人も地元の人ばかりでこれまた素敵な感じ、吹奏楽の演奏があったりして盛り上がっていました。写真はありませんが演奏会もたくさんの方がいらしてくださりました、ちょっとホールが熱すぎて大変でしたが・・・。




そしておとといは隣町のAugsburgへ。
ここの劇場が思いのほか素敵でした!












1970年代に火事で焼けてしまい、内装などかなりの部分が再建ではありますが、設計図もしっかり残っていたためにほぼ建設された当時の形・内装だそうです。ステンドグラスが印象的な明るい劇場。イスや装飾も凝っていて、劇場の方の話だとギリシア文化やドイツバロックなど、色々な要素を取り入れられて作られているとのことでした。








超満員のお客様、しかも地元バイエルンの皆様ばかりが集まったこの演奏会はとても盛り上がって、素敵なものになりました。いつもながら「ここに居ることができて幸せだったな」と思いながら帰ると、オーケストラのドイツ人メンバーから「頼りになるし、とっても好感が持てる演奏をいつもありがとう!また次ね!」という直球ストレートなうれしい言葉をメールが来ました!直球過ぎてかなり嬉しかったのでした(笑)

ドイツ人&オーストリア人ばかりで構成されている団体に私一人ポツンといるので、言葉も踏まえて「良いのかしら」といつも半信半疑ではいるのですが、最近はだいぶバイエリッシュにも慣れ親しみながら、メンバーのみなさんによくしていただいてとってもありがたい限りです。

また週末から来週いっぱいバタバタですが、楽しみながら過ごしたいと思います。
少し寒くなってくれることを願いつつ・・・








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