オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

Der Wert zu leben


昨日の午前中、神戸で時間ができたので生田神社にお参りに行ってみました。






兵庫に住んでいた時も今も何度となく訪れ滞在している神戸、それなのに生田神社には行ったことがありませんでした。東急ハンズには行ったのに、まさかそこから30m、驚きの都会のど真ん中にあります。その歴史は古く、創建は201年!だそうです。かつて現在の神戸市中央区一帯が社領で、これが「神戸」という地名の語源になったんだそうです、知らなかった〜!でも納得でもあります。






朝ということもあり、人は少なめ。それでも地元の人がふっと立ち寄ってお参りされていく光景、「生田さん」と親しまれている雰囲気があります。今ではパワースポットとしても有名ですし、有名芸能人がたくさん訪れることでも有名ですよね。実際訪れてみると意外にコンパクトな印象。なんとなくかわいらしい感じ。それでも社殿の中を拝見すると、やはり厳かなものを感じ、ぴしっ、とした気分になります。そしてこの社殿の裏には生田の森とよばれている場所があります。





三宮のイメージといえば(三宮だけではないですが)、「都会過ぎて、公園がなくて時間をつぶすのに苦労する」というもの(笑)今やミュンヘンになれていると、公園でただぼーっとしたり本を読んだりという時間がどうしても欲しいのですが、それがかなわないことが多いことが悲しいところなのです。そんなに一日に何度もカフェには入りたくないですし・・・。ここで読書はちょっと難しいですが、ほっと一息つくにはよさそうです。ちょっとすっきりした気分になれた時間でした。公園、もっとある良いですね。





そして本屋で立ち読み!これもしばらくやっていなかったのですが、久々に。新刊を中心に眺めてみました。今やいろいろな分野の本がありますね。集中力を高める、暗記をよくする、フランス人のようにスマートに生きるためには、経済などなど。色々と思い当たるところや反省するところなど、思いを巡らせる時間でした。一つの「指南書、指摘」としては面白いし為になる、でもあまりそれだけになりすぎると偏りそうだし、「バランス」を取るのが難しいなと思いました。自分の場合、本を読んだり人の講演を聞いたりして良いなと思うと、100パーセントやろうとしてしまい、時としてやりすぎることがあるので、今回も読みながら「そうかぁ」と思いつつ、自分とのバランスだよな、と思いながら眺めました。新刊を眺めると最近の動向というか、考え方、トレンドがなんとなく見えますね。




この日は若い三人のレッスンをさせてもらいました。音大を出た子、大学を出て社会人一年目の子、高校生の子。みんな本当に良い子で気持ちの良い素敵な生徒です。オーボエもみんな上手だし、指摘するとすぐ直るし飲み込んでくれるなんとも頼もしい3人。出会いはもう8年前、兵庫時代からのお付き合い、当時は高校生と小学生でしたが、その頃からずっと良い雰囲気を持ってくれて成長してくれています。前日に教えた子も含めて、本当に生徒さんには恵まれていて、人間としてお付き合いしていてとっても気持ち良いひとばかり、感謝です。

そんな彼女たち、そろって今のお仕事に対して悩みがあるようで、ちょっとずつお話しました。昨日も夜、わずか45分しか時間ないのに一杯飲みながら話をしてみたり、もうちょっと話聞いてあげたいなと思いつつ、次回こそ・・・。共通しているのは、仕事自体に不満があるわけではなく、その周りの人の考え方に落ち込むようです。ただ仕事だけ、というか、視野が広くないというか、理不尽なことがたくさんあるようです。ここ数日で教えたみんなが本当に暖かな良い心をもった思いやりのある子たちばかり、その彼女たちが悩むのはちょっと・・・と正直その周りの環境を疑ってしまいます。よく「若い子たちは」なんて言ったりしますが、それだけではない気がします。人が何を価値として生きているのか、そして人間を磨いているのか、そこを彼女たちは考えるだけに、それを周りにも求めたいのだと思います。頭と心が柔らかい人、なかなかいるものではないのかもしれません。彼女たちが生き生きと仕事する姿を早く見たい!!オーボエを聞いていればとっても心地の良い、そして優しい音楽をみんな奏でてくれる、自分がもし社長だったら、みんな雇いたい!と思う素晴らしい子たち、自分に何ができるわけではないけれど、可能な限り応援していきたいと強く思います。




昔大学時代に教えていた中学生、いまや28歳になりました。良いことも悲しいこと一杯経験して、今はフランスにいます。そんな彼女が見せてくれた1ページ、なんという本かわかりませんが、私の考え方と一致する、とても簡潔で良くまとめて書いてくださった一節を載せたいと思います。生徒たちも感動、共感してくれました、うれしいな。これをわかってくれる人に囲まれていてとっても幸せです!



 人生の成功とは何か、真の「成功者」とは、だれなのか。有名人や、高い地位の人であっても、歳とともに、みじめに老いていく人生もある。心のむなしさに苦しんだまま、孤独に死んでいく、わびしい人生もある。いつも生き生きと燃え続けている人。その人こそが、「人生の成功者」なのである。
 成功とは、自分の生活の「質」を変えることであり、「量」を増やすことではない。財産、地位、名声、知識 − それらは、どんなに増やしても、所詮は自分を幸福にはしてくれない。また、死後までもっていけるものでもない。自分の人生の「質」を高める − そうすることで、はじめてにいんげんは幸福に近づくのである。




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