オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

Sapporo 2


肌寒い札幌です。今日は明日の演奏会に向けて、作曲家の木村先生にお越しいただき新曲のチェックをしていただきました。なんともいえないオーラがある先生。決して言葉数は多くないのですがボソッとおっしゃることはとても含蓄もので、今日も沢山勉強させていただきました。戦後、どうやって音楽を勉強したのか、そしてどれだけの情熱をもって音楽を勉強したのか、直接お話を聞かなくてはわからないことをお話いただきました。「歌」、先生も一番大切にされていることだそうです。練習よりもお話に花が咲いた素敵な時間(笑)やはり「直接お話する」、これがどれだけ大事なことか。インターネットだけでは到底わからないことがどれだけあるか、気をつけなくてはなりません。





その後、先生のお招きでお仕事場にお邪魔しました。驚いたころはその本の多さ!!!「藤井さんはどんな分野に興味があって本を読まれますか?」と聞かれとっさには答えられませんでした。なぜかって、そこまでこの頃本を読んでいないから・・・なんと恥ずかしいことか・・・。下の写真ではおさまらない、ざっと1000冊はあろうかという量、しかも音楽の本ではないものが大半。先生の勉強されてきた量、半端ありません。それに比べ私は・・・大反省です。シェレンベルガー師匠に「音楽が生活の中心になってはいけない、あくまで一部であり色々なことを知りやる必要がある」この言葉を思い出します、師匠もすごい数の本を持っています。明日からにでも変わりたいと思う藤井です。

そして先生がつい最近映画の為に作曲したという曲をピアノで弾いてくださいました。なんと若々しい曲、そして躍動感あふれるタッチ!!!正直驚きました。でも「あぁ、そうか、先生の心はやっぱりこうか!」とも納得する音。やはり人の心の中を表す、それが音楽なのかもしれません。わずかな時間でしたが本当に多くのことに気づかされた時間。明日は先生も演奏会に駆けつけてくださるとのこと、歌を感じていただけるように演奏できればと思います。







さてさて、今お世話になっている御宅の近くはかの有名な大倉山ジャンプ場のすぐそば!ご主人が連れて行ってくださいました。大きい!!!!






誰もいないジャンプ場、でも見るだけでわくわく、そして協議をしているところを想像するとゾクゾクしてしまう場所、聖地という感じ。しかし、そのジャンプ場の麓に行くエスカレーターですらこの高さ、ジャンプ台へのリフトって!?うううう、怖い(笑)





曇っていて残念ですが、札幌の街並みが良く見えます。ジャンパーはこの札幌の街に飛び込んでいくように飛ぶんですね!そういえば師匠の息子も昔スキージャンプをしていたなぁ。スキージャンプができるホルン吹き、まさにドイツ人って感じ、かっこいい〜♪






話はごろっと変わります。
今朝の朝刊の記事。生活保護を受けている家庭の子供の高校進学率についての問題提起。「経済力で進学が決まる」、えええ???という感じの話ですが、最近学校の先生にお話しをすると「ええ、我々もそう見ています」とのことでとてもショックを受けました。大学受験にたいしてはなんとなく昔から「塾」というものに通っている人が多かった気がしますがまさか中学生ですでに多くの子が通っているとは・・・。これ、問題ありですよね??

しかし、現代は現代、やはり学校以外で勉強するということも大事なのかもしれません。その結果経済力がない人は進学しにくいって・・・そしてそれに対してのいじめが学校であるというのですから、本当に悲しいです。。。。そんな中、岐阜では市を挙げて寺子屋を作り無償で勉強支援をしているとのことでした。それによって救われる子供がどれだけ多いか、素晴らしいですね。その資金をどうするか、ということも問題提起されていました。確かに。ボランティアで教えるというのはそれをする人にとって限界があると思います。まさに地域でそのことを考えて良い方向にしていただきたいなと切に願います。そして同時に自分が何の苦労もなく勉学に集中できたことがどれだけ幸せなことなのか、改めて親に感謝するとともに、初心に戻って木村先生のように自分で日々勉強していかなくてはいけないと思うのです。








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