モーリスブルグ氏
オーボエ界でこの方の名前を知らない方はおそらくいないでしょう。
フランスが生んだ巨匠です。1月12日には日本で東京都交響楽団とモーツァルトの協奏曲を演奏されます。
ぜひ聞きに行きたいところですが・・・今回は行けそうにありません(><)なかなかドイツで師の演奏を聴くことは
難しい、むしろ日本での方がチャンスがたくさんあります!オーボエファンの皆さま、ぜひ行ってみてください♪
師との出会いは忘れもしない2008年の秋、師匠である(当時はまだですが)シェレンベルガー氏に誘われて
参加したドイツでのマスタークラス。自分のスケジュール上、どうしても期間のうち半分しか出れない、でも
「それでもいいから来い!」と師匠に強く押され決死の(!?)覚悟でドイツへ。
マスタークラスの説明のみの初日、「タカヒロ、先に帰るんだろう?それなら今からやろう!」と
突然のモーリス氏の申し出(@。@)ただでさえ「その姿」を見れただけで感動していた私、名前を呼ばれて
びっくり、そしてレッスンするからといってびっくり!!
ということでみていただいたのがフランス作曲のF.クープランのコンセールの中の一曲。
いわゆるフレンチバロックの代表作なのですが、「センスの塊」のような曲で、とてもじゃないですが
アイディアとか練習というもので片付く曲ではなかったのでずっと触れないできていたのです。
レッスン冒頭から師は何も言わずに一通り吹かれました。
あまりのすごさに倒れそうになった(そのくらい感動した)のを覚えています。
そして2時間、徹底的にしごかれたのでした。。。
この時をきっかけに師には何度かお世話になって、パリのご自宅でレッスンをしていただいたともありました。
毎回真剣そのもの、最初は英語だったのが熱が入るとフランス語になり・・・なんとなくわかるかるから
うなずいているとさらにエスカレート(^。^;;)そんな素晴らしい体験をさせていただいていました。
それから3年。
年明けからずっと読みたかった「フレンチバロックの奏法」について書かれた書籍を読んでいます。
そこで書かれていたもの、それはモーリス氏が吹いて、そして方って教えて・たたき込んでいただいた
そのもの!!!!本当に驚きました。その本の著者たちも「こればかりは楽譜で書き表すことなど
不可能だ。センスのある、そして伝統を守った正しい奏者の演奏を聞くしかない」と最初に書かれています。
ここに細かく書くのは大変なので割愛しますが、装飾がなぜそのように入るのか、テンポの取り方はなぜ
そうでなければいけないかなど、非常に裏付けがはっきりているのです。しかしやはり「音」として聞かなければ
わからないことばかり。モーリス氏にお世話になっていたからこそ「なるほど!」とわかるわけで。
いやはや、お世話になり始めて3年経った今、ようやく本当に理解しつつあるのかなと。
また連絡を取らなくてはいけないので、ぜひ今年もおじゃまさせていただきたいなと思っています。
まだまだ勉強です♪
懐かしい写真だ(笑)
2008年のマスタークラス時に3人で飲んだ時のもです。緊張して酔えなかったですが(^^;)
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