オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

ちょっと嬉しすぎて・・・


寝れません(笑)
いつもどおり寝床に入ったのですが、夢を沢山見てあえなく3時起床(^^;;)

ほんと〜に嬉しかったんですよ、昨日の打ち上げ!生徒皆がとても良い子で個性豊か、話せば話すほど面白い(笑)この子達だからこその演奏と結果だったんだなって心から喜びました♪そしてそれを支えてきた親の皆様、こちらもまた明るくてよくしゃべって子供に負けず盛り上がるステキすぎますこんなに楽しい会って他にあるのかしら!?って思うくらい、皆を見ていて幸せになれた時間でした。

今日は皆からとても心のこもったお手紙を一人ずつ頂いて(なんと1,2年生の皆様まで@。@)、そこには「音楽をやっていて本当に良かった」という言葉が沢山、嬉しい言葉です。。。。ここには書ききれませんが、何を伝えることが出来たのかということがそれらの手紙を見ることで少し判った気がします。皆が丁寧に書いてくれていことが本当に嬉しかった

そして、3年生のお願い、「一生付き合ってください!!!」というスゴイお願いメッセージ、親もそろって新たな企画が・・・パワーがあって愛情があって、この3年生たちはただものではない(笑)自分が何かプラスになることが出来たなら本当に幸せ、みんなありがとうね!!!!

そうそう、嬉しいこと、ちょっと前になりますが。
この学校の県大会の演奏をどうしても聴いてほしい!という3年生のお願いで、長野でのソロの演奏会の前にコンクールを聞きました。本当に久しぶりというか初めて位の勢いでじっくり聞きました。それぞれの学校ごとひと夏かけてきた音楽には皆気持ちが宿っています。無論教えていた学校も素晴らしい「殻を破った」演奏をして私に感動を与えてくれました。教えていたということもありますが「何かを伝える」という気持ちと意志がひしひしと伝わってきて素晴らしかった。結果も見事に県代表。その嬉しい報告を演奏会場で電話による連絡が☆「おめでとう!」と言うと、「私たちこれから演奏会聞きに行きます〜」との声。「2,3人かな?」と聞くと、「いえ12人です!3年生と2年生と保護者と!」・・・でもチケット完売(@。@) 会場のオーナーと相談すると「階段でもよければ」とのこと、その旨を伝えると「立っても階段でも外でもどこでもいいから聞かせて下さい!」と。
1時間後、本当に12人でいらっしゃるではありませんか!!!大会でお疲れなはずなのに、そしてオーボエを吹いているのはその中でたった一人、あとはトランペットだったりホルンだったりサックスだったり、皆違う楽器、しかも近くに住んでいる人は少なくみんな遠くからわざわざ・・・なんです。皆終電を気にしつつ、でも最後まで真剣に聞いてくれて・・・これほど嬉しいことはありません。ただ演奏して一生懸命なだけでなくて「演奏を聴いてみよう!」と思って実際行動に移してくれました。気持ちがないと出来ないこと。嬉しかったな
そういえば3月の震災後に行った長野・上田でのリサイタルでもある中学校の3年生や2,1年生が20人以上いてくれたっけ・・・「私高校いったらオーボエやりたい!」と言う子が5人も続出(@。@)楽器が違うけれど何かを感じてくれる、教えていて本当に嬉しく思える瞬間です。

なんだかささいなことを書いているかもしれませんが、演奏会をする、という本当に原点の意味合いがここにある気がします。若い頃からこんな習慣が少しずつついてくれて、このデジタル社会にあって演奏会が「時間を楽しむ」一つのツールになってくれればいいなって思います♪


話が飛んじゃいましたが、こちら12人のみんなが色紙とともにプレゼントしてくれた素敵なステキなひまわり!!!




元気がでました


昨晩皆からいただいたメッセージの中に演奏会の感想を書いてくれた子も何人かいて「音楽にずっと触れていきたい」とありました。そして「お話してくださった被災地の皆さんのことを思いつつ、音楽できることに本当に感謝しながら最後まで楽しく吹くことができました」との言葉もあって嬉しかった。

この夏、石巻で見たこと聞いたことをなるべく多くの人に伝えて、「今元気に音楽が出来ていることに本当に感謝して、精一杯頑張って、目一杯楽しんで、不幸にして犠牲になってしまった同い年の仲間たちがこれ以上悲しまないように、元気に音楽をしよう!」ということを言ってきました。やはり何が実際起きたかは皆が知るべきです。何度も話しましたが毎回言葉につまりました、思い出すと辛い。でも現実なんです。しかし悲しんでいるだけではいけない、そういった被害にあってしまったみなのことを思いつつ、でも今我々が出来ているこの状態に感謝して最大限「元気に」楽しむ、これが一番大事なように思うのです。それを本当に考えながらひと夏を過ごしてくれた皆に感謝です!!!

これだけ長い日本滞在。
「ドイツに住んでるのに何してるの?」と思われる方もいるかもしれませんが、とてもとても私にとっては大事だし色々考える貴重な時間になっています。あと10日、もっと考え、演奏し、自分なりのこれからの「復興」について考えて生きたいと思います。

本当にありがとう!!!!
Aちゃん、Mちゃん、Miちゃん、Kちゃん、Iちゃん、Minoちゃん、Maちゃん、Rちゃん、Sちゃん!
いっぱい沢山のものをくれたことに感謝です

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