オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

アンサンブル・ウィーン=ベルリン

今日も(昨日ですが・・・)演奏会でした。といっても、お客さんとしての演奏会。自分のホールに「聴衆」として入るのはいつ以来かしら??本当に久しぶりに行ってある意味とても新鮮でした

題名にあるように、世界の木管五重奏グループ・アンサンブル・ウィーン=ベルリンの演奏会でした。今回、フルートのシュルツ氏が急病のため来日出来なかったのは本当に残念・・・しかしピアノの菊池洋子さんが加わりモーツァルト・ベートヴェンのピアノ五重奏はじめ、「オケ吹き」の素晴らしい卓越したアンサンブル力と音程感の良さにただただ脱帽の演奏会となりました
「うまい」のは当たり前。その理由が良く分かるようになったのも自分が成長したのかな?とも思いますが、とにかく「調性」の色、「和音」の色が素晴らしかった。最初の一音、ただのユニゾンその音が本当に素晴らしかったんです。ちゃんとその音の「色」が見える、これ程色を感じたのも久々。この前の3月以来のシェレンベルガー氏といい、去年共演したファゴットのトルコヴィッチ氏といい、本当に「アンサンブルとは何か」を痛感させられるような熟年の素晴らしい演奏を聞かせてくれました。私もあんなふうに「色」を出せる奏者になりたいものです。本当に「ブラボー」でした

終演後楽屋で久々の再会に喜び、そして大ファンのベルリンフィル首席奏者のS・ドール氏、そして今日一番素晴らしかったウィーンフィル首席奏者、クラリネットのトイブル氏、それぞれにはじめましての挨拶をしてきました。感激です(笑)

明後日からはこの4人とオーケストラの奏者として一緒に演奏するんですこんな経験はヨーロッパに行っても出来るものではないのです・・・。本当にこのオーケストラならでは。感謝です(涙)なんとベートヴェンの交響曲8番では、私が1st、シェレンベルガー氏が2nd、そして他の3人が皆1stというあり得ない前代未聞のシーティンゲシェレンベルガー氏の提案とはいえ、さすがに今から緊張しますこの貴重な体験でさらに大きくなるのは間違いないでしょう。楽しみです

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