こんばんは。
引き続き風邪をひいて家に閉じこもり続けている藤井です（涙）一年通してもこんなことなかなかないです。
あ〜しんどい。ミュンヘンは期待通り一日雪が降り続き、真冬日、そして今もマイナス3℃ということで一体
春はどこへ？というのが皆さんの口癖。本当に寒いですよ（＠。＠）
そんな風邪引きさんなので、何かやらなくてはいけないことを「やる」というのが実にキツイ。
夕方に一つだけやりましたが、後はダウン、そこで色々と考えるわけです。体はきつくても脳みそは少しずつ
回復してきているので考えられるから。
この先の文章はあまり面白いものではありません、ごくごく私事です、悪しからず・・・。
何を考えたかというと「一番大事なこと」絞って物事、仕事を含めてやっていくというのは自分にとって実に
難しいなということです。「やらなければいけないこと」これはもちろんその名の通りなのですが、やりたいこと、
やった方がいいこと、もしかしてやった方が良いかもしれないことなど、同じ時間にいくつかの選択肢があること
というのが通常だと思います。例えばある本番を引き受けたい、けれどもその先に大事な本番があるから
やめておいた方がいいかもしれない、けれど今後のことを考えると・・・とか。もしくはある仕事は人とのつながりの
為にやりたい、けれど本当はこちらの練習をした方が良いのでは、とか。
自分は人から言わせると「人がいい」とか「付き合いがいい」とか、そういう風に見えるみたいです！？
大学時代、先々「食べていけるか」ということがすごく心配で、頼まれた仕事や企画したものを次々とやっていて
（体の不調や精神疾患等もありましたが）本当に楽器だけを、音楽だけを、そして学生時代にしかできない
音楽仲間とのつながりを一番大事にする、そんな生活をしていませんでした。もちろんある部分で音楽を深く
勉強もしました、けれども失ったものも大きかった。そして卒業した後も満身創痍、とにかくがむしゃら。
この先は色々ありすぎて割愛しますが、とにかく「その時に一番大事なこと、楽器を演奏していくことに対して、
自分の音楽を高めることに対して一番大事なこと」というものよりも、いかに「喜んでもらう」とか
「一般の人により音楽を広めるにはどうしたらいいか」とか、そういったことを優先していてこの15年程生きて
きている気がしました。このことは間違っていないし、非常に良いことだし、本望であります。
ただ、同時に「音楽を演奏する技術を高める」為には時としてそちらの時間や優先の順位を上げて行かなくては
いけないと思う訳です。中身を磨く時間をもっと作ると言うこと。
今までやってきたことを否定するわけではありません。
しかし、これから自分が過ごしていく時間、もっと考えて使わなくてはいけないし考えたいと思うのです。
何を選択するか、もう少し自分の気持ちに正直になっていきたいなと思って寝ていた今日一日でした。
あ〜、イタリア、それも北イタリアに行きたい！！！（笑）
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