恐るべし師匠、そしてTokio(東京)
今日は復活祭(オースタン)の二日前の金曜日、キリストの受難と死を記念する儀式が行われる日です。
ドイツでは「Karfreitag」という名前で祝日にあたります。いよいよ復活祭に入りました。
世の中はお休み。
しかし私は早起き(笑)
昨日イタリアから帰ってきてから7時間も経っていないというのに出かける準備をして一路
Aschau(アーシャウ)へ。ここは師匠と住んでいたときによく通っていた、師匠の家から一番近い「都会」に
なります、電車が一時間に一本あるかないか、っていう感じですが(^^;)あいにくのドシャ降り、それでも
地元に帰ってくれば嬉しいもの、駅に着いた途端、雨と緑が萌えている香りを楽しみながら散策です♪
今日はこの街の一番大きな教会で、師匠が素晴らしい面々とともに四重奏の演奏会&録音をするということで
「ぜひ来い!来れば喜ぶぞ(師匠が)」とういうメッセージを急きょいただき馳せ参じました。本当は今日、明日と
私も演奏するはずだったのですが、日本滞在延長の影響で泣く泣く不参加となっていたのでちょっと嬉しい♪
演奏曲はモーツァルトの四重奏曲とハイドンの十字架上のキリストの最後の言葉(オーボエ四重奏版)。
まさにこの日にふさわしいプログラムです。そしてこのプログラムをライブ録音してしまうというのだから
すごい!
そしてメンバーがすごい。
皆すごいのだけど、特にチェロは元バイエルン放送響の首席・ウェン シン ヤン!!!!
生で聴いたことはなかったのでそれはそれは期待大の中で演奏会が始まりました。
すごい!の一言でした。
なにが、って音楽と半端ない集中力の塊、改めて師匠・ハンスイョルク・シェレンベルガーの凄さを
見せつけられました。本当に素晴らしかった、音楽の捉え方が!そしてウェン・シン・ヤンの濃厚な響きと
バランス、テクニック、品が良すぎて・・・脱帽でした。
録音の手直しがあるようで、私は一足先に帰路へ。家に戻ってくると電話が!
「タカヒロ、帰っちゃったのか?色々話したかったから電話したよ!」
とほっとしたような声で今日のこと、ここ最近のこと、来月の来日のこと、
これ以上の人はいないんじゃないかっていうくらいの早口で、ききとるのが大変な電話でした(笑)
いやいや、元気にさせていただきましたよ!
昨日のイタリア、実はオーボエのリードに関する機械や材料を制作している工場を訪ねにいってきたんです。
かねてから頼んであった特注の機会がついに完成!ということで、見学も兼ねてわざわざいってきたわけ。
イタリア語は・・・三日坊主で全然進んでいなかったので残念ながら英語でのやり取り・・・あぁ、勉強したい。
ちなみに皆さんのイタリア人のイメージってどんな感じですか?
自分の中のイメージとは違う(勝手なイメージですので気にしないでください)、真面目で丁寧な説明と
対応、とても好印象の会社の皆さんで色々と案内、紹介をいただきました。写真は・・・企業秘密だと思うので
ここには載せません(^^;)
それより!インスブルックからイタリアに行く電車の景色は本当に最高なんです!
久々に乗りましたが絶景♪
ただコンパートメントだったので写真を撮るのがちょっと申し訳ない雰囲気で・・・
また秋に乗る予定なのでその時は必ずや撮影してまいります(><)
話は全然変わります。
今、ラジオを聞いていると「祝日の特集、Tokioについて」ということでしゃべっているではありませんか!
いつも聞いているバイエルン放送、祝日は何かと面白い話題を提供してくれます。
なかなかおもしろかったですよ!
まずバックミュージックは藤山一郎さんの東京ラプソディ!!
こういうイメージなんですね。ドイツ人からすると。
23区について。そして周辺3県を合わせて東京といってもいいくらい、首都圏が広い。
やまて、やまのてと呼ばれる一周58分の素晴らしい電車が東京を支えている、コンピューター制御された
恐るべき正確さを誇る電車、丁寧な構内放送。
徳川の時代は江戸、それが東京になっていった経緯。
浅草とは。
高田馬場とは。
「オンセン」とは違う「銭湯」が存在する、それは地元の会話が弾む社交場。
仏教の中には「ぼうずバー」なるものを経営しているお坊さんがいる!
歌舞伎町の大人の夜についての説明。
等等。
なかなかいいところをついている面白い放送でした。
なんで今日に特集でやるのか、よくわかりませんが(^^;)
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