イタリアのはずが・・・ - オーボエ奏者・藤井貴宏オフィシャルブログ　Grüß Gott aus Bayern!

本当は日帰りでイタリアはTorento（トレント）に行く予定だったのですが、3月に先送りとなりました。

残念。先方の準備が出来ていないということで、改めて行くことになりました。

この旅程が定まらなかったが為に、ザハランクで行われていたアンサンブルウィーン＝ベルリンの

録音には行けずじまい（＠。＠）仕方ないかぁ・・・と泣く泣くあきらめました。

今回の録音は現代曲ものばかり、「勉強しながら録音だよ」なんて師匠は言っていましたが。。。

出来上がりが楽しみでございます♪

下の写真、師匠に運転してもらっている様子です。（逆に私が運転することもしばしばですが（＾＾；））

いつもこんな感じで車に乗せていただきます

私は助手席に乗っているのですが、まぁ話は止まりません（＾＾；）

何が怖いって、必ず顔を見ながらしゃべるんです、運転していても

いやぁ、たしかに礼儀ではあるんですよ、目を見て話すって。

何キロ出していようがそれは変わらず、時々ひやっとすることも！でもそんなのも楽しんでいる様に見える

師匠、いやはや、すごいです

この瞬間も160km出ています〜。

よくドイツのアウトバーンは「無制限でしょ？」と聞かれるのですが、それは部分的であって、けっこうちょこちょこ

制限速度が表示されています。そして取り締まりも発達しています！日本と同じ、もれなく捕まるか、後日

写真が送られてくるか・・・。

とはいえ、区間によっては無制限、スゴイスピードでヴイ〜ンと飛ばす車、けっこうあります（＾＾；）

ということで、本日は家にいることになりました〜。

朝から練習三昧

練習したいものが山ほどあるので、いくら時間があっても足りません。

このごろようやく、「自分の体が自分のものに」感じられるようになってきたので嬉しい、「これからだ！」って

感じです♪

ここからちょっと告白（知っている人は飛ばして下さ~い

）

というのも私、大学入試の時にストレスからアトピー性皮膚炎のかゆみが増して集中できなかったがために、

病院で処方されていた薬を飲み始めました。それはそれは良く効いて、無事に大学に合格。

そのまま薬を飲み続けていました。

しかし、入学するころからなんだか体調がおかしい。「徹夜ができない」「やる気がでない」「倦怠感」

「ムーンフェイス」「微熱」・・・あげたらきりがありませんが、あきらかにおかしな状態が続いていました。

でも「自分の気力が足りんのや！！！」と喝を入れ続けて、そんなことは「自分のせい」というこで、ひたすらに

がんばり続けそしてなんとか卒業。

しかしあまりオーボエは思うように上達せず、なんだか不消化な大学生活を送りました。

卒業後、あらためて別の病院で薬をもらおうと行くと・・・それはそれは規定をはるかに超える

ステロイドを飲んでいたことが発覚！！！泣いても泣いても仕方ないけれど、「これが原因」というものが

あったわけです。その時のショックは測り知れません。何倍もの量を4年飲み続けてしまった。

その後、音楽活動をしながら、しかしリハビリ。

ホルモンのバランスが狂っていたので副交感神経がめためた。いわゆる自律神経失調症と言われるもので

これが一番きつかった。「うつ症状」も併発していたので、う〜ん、きつかったなぁ。

オーボエを吹いていても「ぼ〜っ」と常にしていて、誰か第三者が吹いていてそれを自分がきいている、

そんな感覚で吹いていたんです。でもどうしたら「自分で吹いてる」という感覚が取り戻せるかわからなくて。。

でも「時間がかかる」と言われていたので「きっといつかは戻る！！！」と思いながらここまできました。

ドイツに渡り、真っ先に師匠に「練習するな、体を自然にしろ、オーボエのことを考えない、遊べ、運動も！」と

「タカヒロは音楽のことはわかっている、練習もしてる。しかしそれでは出来ないことを得なくてはいけない」

まさかの指導を受け・・・。

それがようやくこのごろ

「自分で吹いている」「自分でコントロール出来ている！」

という感覚があるんです。

当たり前、のことですが、私にとっては本当に嬉しいことなんです！

20代の大事な時期はリハビリに費やし、なかなか難しい期間でしたが、うんうん、これからどんどんよくなりそう！

過去のことは仕方のないこと、前向きに「これから」をさらに素敵にしたいと思います

本当に、師匠に感謝しきれません。。。。

話はごろりと変わりまして。。。

お昼ごはん、久々に「カレー」を食べました！そう、日本の市販の「カレールー」です