オーボエ奏者・藤井貴宏 オフィシャルブログ Grüß Gott aus Bayern!

音楽&ビールの街・ドイツはミュンヘンから、再びバイエルンの田舎にお引っ越し♪自然の中で生活しながら音楽や日々の話題を中心に掲載中です☆

誕生日

今日は「オパ」の誕生日でした☆
「オパ(Opa)」というのはドイツ語で「おじいさん」を意味します。奥様・マルギットさんのおじいさんが誕生日、御歳83歳、とっても元気で素敵な笑顔のおじいさまです♪
朝からみんなそわそわ。。。
そんな中、「私も準備しなきゃ」と思っていたら、、、、、「さぁタカヒロ、レッスンしようか!」とシェフの一言(*。*)朝9時から見事にレッスン(笑)今日も引き続きホリガーのソナタを丹念にみていただきました。やっぱり違う「楽譜の見方」そして「テンポの感じ方」、何と言いましょうか、「落ち着いている」という言葉で表すのが一番適当かもしれませんが、ダラダラと繋がっていくのではなくやはり「フレーズ」が常に存在するのです。そしてなんといっても「おなかの支え」。ご存じの方もたくさんいるでしょうが、音は全ておなかの支えによってできてくるものです。何かほかのものに邪魔されておなかが意識されなくなってしまったら音楽も音もスタッカートも音程もすべて終わり、ダイナシになってしまいます。この徹底ぶりがシェフはとんでもない。やっぱり1に体力2に体力のようです!

Opaの誕生日の話に戻りますが、、、、


みんなで用意してご飯を作って、そして近所の友人を招いてみんなでお祝いします。少し日本とは違った祝い方ですがとても素敵!ゆっくりと皆で時間を過ごす大切さを改めて思い知らされるわけです。シェフもマルギットさんも「音楽」が一番ではなく、日々の「生活」をとても大事にされています、素晴らしいことですよね!
昼に近所の人と家族で祝い、夜は身内のみで改めて祝いました。ワインがすすむ、すすむ。会話もはずめば、マジックまで飛び出してさながらパーティー♪おじいさまもとっても楽しまれていたのをみてこちらまで微笑ましい気持ちになれて、なんだかとても嬉しい一日でした(^^)


あ、もう一つ話題を。
昨日の夜ですが、シェフと隣のオーストリアで行われている「チロル音楽祭」の目玉、オペラ「エレクトラR・シュトラウス)」を見に行ってきました!シェフと2人きりで演奏会に行くのは初めてでちょっと緊張(笑)まるで親子のように車で運転してもらって行ってきました!
指揮はグスタフ・クーン、この音楽祭の仕掛け人でもあり、シェフの友人、久々の再開に嬉しそう。演奏会はオーケストラは学生中心だったのでコメントは避けるとして、とにかく主役はじめ歌手陣が素晴らしかった。声量はもちろん、遠くまで確かに聞こえる発音の良さと、この難曲を完璧に歌いあげ、なおかつ演技しきる技量、脱帽でした。ピアニストも同じですが、あれだけの音の数と長さを暗譜し表現しきる力、本当にすごい。シェフも脱帽しきり。。。自分もそんなふうにできたらな、とつくづく思った素晴らしい夜でした。



今日の夕方は素晴らしい天気でした



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