ポストコロナ
秋を通り越して一瞬冬になりかけた我が家周辺、朝の気温は0度と表示されてビックリ。それでも秋はまだ続くようで、先日は久々に近くの山へ。考えることは皆一緒のようで「天気良いなら出かけなきゃ!」と知り合いもちらほら。良い空気を沢山吸ってきました。
今年は家の前の木も素敵な色に染まっています。
蔦の葉っぱもカラフル
コロナパンデミックが始まって2年近くが経ちますが、ドイツは念入りな検査はしつつもほぼノーマルの生活になりつつあります。とはいえ、住んでいる辺りの感染者指数は十万人あたり200を超えます。それでも予防接種の効果なのでしょうか、特に騒がしくもなく、規制とマスク着用以外はほぼほぼノーマル。共存して上手くやっていかなくてはいけない時期に来ているのだと思います。
(お散歩風景から)
演奏会の仕事に目を向けてみると、一見普通に戻ってきたように感じます。しかし、入場する者も出演するものも・2回のワクチン接種を終えている・コロナからの回復証明がある・陰性証明がある、この何れかが毎回必須となります。意見は色々でしょうが、動かしつつ広げないにはこれしかないと思います。
当然ですがお客様の数にも影響が見て取れますし、演奏会の数においても変化があるように思います。毎年あった演奏会が去年に引きつつまだ復活していないところを見ると、需要と供給のバランスがまだまだ取り辛いのかなと想像します。勿論私の仕事にも影響大であることは言うまでもありません。そんな中でもたくさんの方が声を掛けてくださるので有り難いばかり。
秋はドイツも日本も演奏会シーズン。折角たくさんお声がけしてもらっても断ることが多くなる悲しい事実も。日本の演奏会の方が早く決まっていることが多く、ことしも11月は日本での滞在となります。しかし、今はコロナ禍、日本では依然として海外からの入国についてはワクチン接種を打ってPCR検査で陰性でも2週間の隔離となります。念には念を、というのはわかりますが、海外標準からするとやや行き過ぎているかもしれません。すごく矛盾を感じるときは空港についてからの検査や質問時、シールドがあるとはいえ50センチ以内の至近距離で係員と何分もやり取りすること数回、これは2週間の隔離措置と相反する時間です。この方法変えていただいたほうが良いと毎回思うのです。前回よりはスムーズでしたが、空港到着から2時間後にようやく外へ。ドイツは荷物待ちくらいなもので到着後15分です。
前回までは無料でかかりつけ医でも検査と証明書をもらえましたが、ドイツ政府のワクチン接種推奨の為に、今月からすべて有料、また証明書をだしてもらえる検査と場所も大幅削減になりました。上の写真はミュンヘンの検査施設。日本政府が要求している検査方法と結果用紙に対応するために「日本用」検査コースが設定されています。お値段+2600円。それでも日本の検査よりは安く上がります。
昨日は約2年ぶりのヘルシンキ経由フィンランド航空のフライトでした。ヨーロッパシェンゲン圏乗り換えエリアはたくさんの方が行き来してましたが、長距離フライトのヨーロッパ乗り継ぎゲートはこの感じ。たまたまではありますが、それでもかなり少ないのは確かです。
コロナに対する各航空会社の対応もさまざま。フィンランド航空は徹底したコスト削減を感じます。食器は全てリサイクルの木を使用(CO2削減も関係していると思います)、飲み物もアルコールは一回目まで無料なものの、2回目からは有料になりました(しかもとても高い)。ポストコロナを目にしたようです。ちなみに前回のカタール航空はサービスアップで顧客を囲い込む意図を感じました。
搭乗人数は40人前後というところでしょうか。旅行と思われる方もちらほら。ちなみに日本からはワクチン接種が完了していれば隔離無しで旅行可能です。ただし日本で2週間の隔離となりますので注意が必要です。
関西空港到着後、レンタカーで今回の隔離先の愛媛の施設へ。バスで行ったらお安く楽に行けるのですが、今回はそうも行きません。バスの運転手の方、いつもお疲れさまです、と思う移動でした。
お昼に寄ったパーキングエリアのコンビニ、土曜日で天気が良かったのもあって、本当に食べるものが何もなくカップラーメンをいただきました。それでも「コンビニエンス」です。
愛媛では11/7に演奏会があるのですが、それについてはまた後日に。
11/9は4月に延期になってしまったヴァイオリンとの演奏会があります。
また11/14に芦屋、11/5に新宿で元東京交響楽団の篠原隆さんとのデュオの演奏会。
こちらはアーカイブ配信もありまして、2週間の間いつでもお聞きいただけます。
ご興味ありましたら是非お越しください。(芦屋は残席が少なくなっております)
どの演奏会も私までメッセージいただけましたら予約承りますのでご連絡ください。
ポストコロナ、一つ一つの出来事がより一層大事に感じる今日このごろ。隔離の毎日も大切に過ごしたいと思うばかりです。